って、農協のスローガンではありませんが、そんな思いの込もったイベントがありました。
コーダの友人同士が結婚するということで、彼の地元・八王子のとあるお店を貸し切って、人前式・結婚披露パーティーが行われました。新郎新婦合わせ参加者総勢32名。
「コーダの会」も設立からだいぶ(10年くらい?)経つようですが、その中のメンバー同士初めてのカップルということで、とにかく、「コーダによるコーダのためのパーティー」という色合いが強く、企画から当日のスタッフすべてコーダが行いました。
手作り感たっぷりのこのイベント。
司会はまだ新参者の私が担当し、受付から、衣装メイク、ウエディングケーキも手づくり、プロ顔負けのプロフィール映像。また、ろう者のお母様、ろう者ゲストへの通訳(読み取り通訳も)は、皆さんご存知、あの田中清さん(NHK手話ニュースキャスター)が担当し、何とも豪華!!!
誰かが言っていましたが、確かにこのメンバーだけでウェディング会社を立ち上げられる位のスタッフ。
会場が狭いこともあって、開始から終わりまで臨機応変に進められましたが、みんなが、二人の会を盛り上げようというアットホームな雰囲気の中、素晴らしい会だったのではないかと思っています。
司会としては、普段の披露宴司会の仕事とは違い、不確定要素が多い分、不安な部分もありましたが、何とか無事に終わってほっとしました。
人前式では、リングリレーを一本のリボンを通してやる中で、皆さんの一体感も出て盛り上がったり、沖縄からいらっしゃった難聴の新婦のお父様には、要約筆記の方がついて下さり、沖縄の慣習?で父と娘がハグする場面があったり、ろう者の新郎のお母様の読み取り通訳を新郎自身が行っり・・・と、メリハリもある良いパーティーでした。
この先、2月、3月と結婚披露宴の司会の仕事が続きますが、正直なところ「人の幸せばかり祝っている場合ではないだろ!」という気持ちにもなる独り身の自分もいたりして・・・。まぁ、仕事もプライベートも前向きに行くっきゃありません!!!