ということで、今年も故郷・十日町のお米屋さんの手伝いに6日間、行ってきました。
今年は雨の心配もなく、秋晴れというには暑すぎる日中でしたが、無事に終えることが出来ました。
事の経緯の詳しくは、過去の10月の日記にありますので、ご参考に。
過去の日記にはあまり触れていない「検査からの流れ」について、今回は取り上げてみます。
各農家から集められた1袋30キログラムのお米は、収穫のこの時期に何回かに渡って「検査」を受けます。
この日、第4回目?の検査を受けるお米は、ざっと1200袋あまり。生産者毎、パレットの上に載せられたお米は、屋外に広げられています。よく見ると写真の奥の方にもお米の山があります。
かんかん照りの日差しの中での検査。私は、重さチエック、確認者印の押しなどを主にやりました。
実は、前日の倉庫での積み込み(米袋の積み上げ)で、疲れがピークでヘトヘトの私。
ひとパレット2袋ずつ。一袋、一袋測りに乗せる度、呼吸も苦しくなっていた私は、小さく唸っていました。いゃ〜、東京で力仕事をしていない人間には、1年に一回とはいえ、マジ超〜大変な仕事です。
アルバイトのおばさんたちは、米袋に刀のような検査坊を突っ込んで、サンプルのお米を集めます。
そして集められたお米は、従兄である社長(検査の資格を持った方)の検査を受け、等級が決められていきます。
一等級が一番良いお米です。
検査を終えたお米は、種類別に1年分を倉庫に積み上げられます。
三つの山のうち、右側の山(私でないアルバイトの方が積み上げ)は曲がっています。この僅かなゆがみが、少しの地震で、お米の山の崩壊の原因になります。
この場合は、壁際で、中央の山がストッパーになるだろうということで積み直しを免れたようです。
積み上げの失敗は、下手すると2、3時間。そして体力のロスになってしまう致命的なミス。
過去の経験も生かして、曲がりを無くすように注意しながら慎重に積み上げます。ちなみに一番左は私が積み上げました。
でもって、今回は私は22段(1段6袋)前後の山を6つ位作り上げました。筋肉はカチンカチンのコリコリ。指も固まって上手く曲がらなくなります。
ちなみに、保管のために積み上げないお米は精米機へ。
倉庫内は精米の大きな音が響いています。
と、
まぁ、現場にいないとその雰囲気は伝わらないかもしれませんが、辛い仕事も田舎でしか味わえない貴重な経験です。