先月29日、舞台「命・生きる力」が1000名以上の観客を集め、上演されました。
上京して20年。親の障害もあってこれまで自分のお芝居を両親に見てもらうことはありませんでした。
今回は幸運にもユニバーサルイベントとして開催され、字幕もあり、主催者の理解もあるので、ろうの父親、盲ろうの母親を思い切って、新潟から呼ぶことにしたのです。
28日は日中、両親と東京を移動しながら観光もしたので、二人の老いを実感することになりましたが、初めて東京のアパートにも泊まってもらい、慌ただしくも思いで深い2日間でした。
父親はまだしも、盲ろうの母親にお芝居を観てもらう事になるとは・・・。手話通訳・介助者を探すにも、東京と新潟、2つの派遣事務所の方々にお世話になりました。
また当日は、手話通訳・介助者2名の方に本当にお世話になりました。
盲ろう者にお芝居の中身を伝えることは、本当に大変だったと思います。盲ろう者の年齢や癖など、一人一人の違いに慣れるのにも時間がかかるはずです。
単に手話通訳をするだけではない、さらに多くの苦労もあるはずです。親族としては本当に有り難い存在ですし、尊敬してしまいます。
帰り際は、終演時間が押したこともあり、上野までのタクシーを探すのにもお二人、そして介助者のご友人のろう者の方にも最後にはご協力頂きました。
いろいろな支えがあって、今回お芝居を観てもらう親孝行が出来たこと。
マジ感謝、感謝、感謝です!!!