縁あっての、地元での講演会

 

先日、昨年暮れにオープンしたばかり、まだ出来立ての、地元十日町の中央公民館『段十ろう』(多目的スペース)で、手話奉仕員養成講座の企画で講演会をやりました。

テーマは『コーダの境遇に導かれて』

受講生十数人、スタッフの他、外部からろう者、市議さんなど、全部で30人くらいでしょうか?こじんまりにやるものだと思いきや、そこそこの人数に集まっていただきました。

これまでも関東で何回かはお話しさせていただきましたが、地元となると勝手が違います。身内のことを地元で話すと、地元に住む兄にも影響があるかもしれないということで、少々気遣いしながらの講演でした。

でも、地元で親近感があるのか?目をキラキラ輝かせて聞いている高校生もいたり、私の子供の頃の話を懐かしそうにしてくれるろう者がいたり、地元ならでは!の楽しみもあり、感慨深いものとなりました。

そもそも講演するきっかけも、感慨深いというか、縁を感じるものでした。

手話奉仕員養成講座の助手である女性が、今回の講演に招待いただくきっかけを作ってくださいましたが、その女性Tさんは私の高校3年の時の隣のクラスの同級生。当時はほとんど話した事はありませんでしたが、5、6年前?の十日町でのろう者中心の飲み会で、驚きつつお互いの存在を知りました。

さらなる驚きが、Tさんが手話を覚えたきっかけが、昨年春に亡くなった私の父だったという事。以前は、何年にも渡り母の薬をもらいに眼科に通うのが父の仕事の一つでありましたが、そこで働いていたTさんはその受付で、周りの方とうまくコミュニケーションが取れなく、いつも不満顔の父に感じるところがあったようです。Tさんが初めて親父に手話で話しかけた時のことを先日の講演会後のさし飲みでも話してくれましたが、そんな偶然のご縁あっての、巡り巡っての講演会でした。

 

全体での写真は撮りませんでしたが、スタッフと写真です。

中央のろう協会長もかつては、親父と同じ職場。ピースサインのTさんとそのご縁にも感謝しながらの講演会でした。

 

関係ありませんが、実家のももちゃん♀の写真もついでに。

sadacchi について

俳優・声優・手話通訳などやっています。
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