ここ数年、いや10年近くなるだろうか? 午前中、大リーグ中継がある日はテレビをつけ、J-comを通じて日本人の活躍を見てきた。仕事に追われる日は、音声を消して。
いつの間にかNPBからMLBへ。この10年で完全にMLBウォッチャーになっている自分にとってもイチローの引退は特別なものだった。
今回の日本での開幕戦。第二戦の8回。イチローの交代が告げられた瞬間、自分の体も素直に反応した。信じたくはなくても『その時』は来てしまった。
エースピッチャー ヘルナンデスとの抱擁。
メジャー初登板となった菊池雄星との抱擁。
そして、マーリンズ時代からのチームメイト ゴードンの涙。
その様子を見ながら、自分でも抑えられない位の涙が次から次へと吹き出した。予想外の自分の体の反応に、その存在の大きさを思い知らされた気がした。
ここ数年は、代打の機会が多く見ているファンとしても正直、歯がゆい日々が続きましたが、そんな逆境で下を向くことなく、ひたむきな姿勢で常に準備を欠かさなかったイチロー。
改めて『華麗なプレーをありがとう!』と心から感謝の思いが湧き上がってくる。
イチローの最後の瞬間を見逃すまいと、この日は、試合の始まる18時半から、記者会見の終わる夜中の1時半まで、テレビに釘ずけでした。
本のストーリーに惹きつけられ一気に読んでしまう時の感覚に近い、今回の久しぶりの釘ずけ状態。超イチローファンというわけではありませんでしたが、イチローの偉大さ、そのオーラの凄さにやられました。
これからもMLBウォッチャーは続くと思いますが、今後のイチローの動向、言葉にも注目しながら野球を楽しみ続けます。😋