何しにか・・・? って、初めての海釣り体験のためでした。しかも野宿のオールナイト釣三昧!!!
小さい頃はもちろん、新潟の湯之谷村で働いていた頃は、川釣り専門。実は海釣り経験がなく、小さな夢が一つ叶った!!!形です。
メンバーは、手話サークル繫がりで釣歴何十年というベテランのろう者Oさん。そして、健聴のKさん、私の三人。
KさんはOさんの誘いで海釣りを始めてまだ二年。ただOさんとの釣修行で腕を上げ、いまや釣り道具もすべて揃っていました。
一方、初参加の私は道具など一切ありませんでした。Oさんから道具一式を借りる予定でしたが・・・
実は、竹芝出発前にハプニング!!!
KさんとOさんとの間での連絡ミス(ろう者とのメールのやり取りではよくあること?)で、Oさんは私が9月に参加する予定だと勘違い。竹芝に着いて、Oさんに挨拶をしたときOさんの目はテンになっていました。
Oさんはお願いしていた私の船のチケットも、釣り道具一式も用意していなかったのです(汗)
でも、何とか急きょのチケット手配で出航に間に合い、先日の納涼船と同じ「さるびあ丸」に乗り、竹芝を23時に出発。朝の5時に予定通り到着。
早速、釣のポイント、歩いて3分くらいの堤防を三人は目指しました。
こうして朝の5時半位から耐久バトルが始まりました。
私は幸いにも、余分に用意していたKさんの竿とOさんのリール・仕掛けをお借りしての海釣り初挑戦が始まりました。
現地の方々中心に、15人位いたでしょうか?
早速私はやってしまいました・・・(汗)
魚を釣る前に、仕掛けの投げ入れを失敗し、見物人の女性の手にハリを引っ掛けてしまったのです。まさに人を釣り上げてしまった・・・(全く笑えません)
何とか大事故にはならず、女性も優しい人で許していただけましたが・・・。
その後、Oさんによる、仕掛けの投げ入れ個人練習が始まりました。私も人を釣ってしまった焦りから、何十回となくハリを取り除いた仕掛けの投げ入れを釣ポイントから離れた場所で行いました。
と、時は流れ
KさんOさんはぼちぼち釣り始めましたが、私はさっぱり・・・(涙)
生まれて初めての一匹目は、7時17分イサキ(の子供)でした。
20センチに満たない小さなものでしたが、ヤットコさ釣れた喜びを噛み締めながら午前中はその後もう一匹程度・・・(悲)
他のメンバーは、アジ、メジナなど10匹弱程度でしょうか?
ちなみに、左の写真は8時半頃地元の方が釣り上げたカンパチ、50センチくらい。5㌔はあるかという大物。
こんな堤防にいるんだ〜!!!と当然テンションは上がりました。
ちなみに、同じ方は次の日の朝も大物のカンパチを釣り上げていました。脱帽です。
でもって、
私は大島名物・べっこう寿司を美味しくいただきました。お吸い物には、これまた大島名物・明日葉(あしたば)が入っていて、独特の風味を味わいました。あの香り。私はお気に入りです。
潮の具合、勝負は夕方から夜ということもあり、午後はダラダラと昼寝したり、糸を垂れたり・・・贅沢な時間は過ぎていきました。
地元の方々(特に高校生はたくさんいました)も夕方にはまた集まってきて、第二ラウンドスタート。OさんもKさんも私も気合い十分。
その後、時は流れ夜の部へ。明日葉おにぎりなど食べながら、拾い寝しながら戦いは続きました。
その後、私はアジ、サバ(腐りが早いらしく、釣り上げた直後エラから内蔵をすぐ抜き取ります)、ムツなど釣りました。
とくに夜はサバが何匹も釣れましたが、あのブルブルッ!!! という強い引きには、何ともいえない味わい、楽しさがありました。
途中から、是非ともカンパチを! と願いながら(Kさんが夕方にカンパチを釣り上げていた影響も・・・)仕掛けを投げ込んでいましたが、念願叶わず朝8時位にバトル終了!
でも、チョー楽しい時間でした。
三人で50匹くらいでしょうか?
お魚は、主に野良も含め猫を30匹くらい飼っているKさんにお渡ししましたが、私も4種類6匹を持ち帰り、刺身に、煮物に、焼き魚にと、その日のうちにすべて美味しくいただきました。
大島を13時の船で離れ、無事東京に戻りましたが、
「釣りたい時に釣り、寝たい時に寝る。」
と、人間の本来の姿に戻ったような、普段の生活では味わえない、贅沢な時間を満喫した、男三人・気ままな大島釣り旅行でした。
※その後、スーパーの魚たちが今までと違って見えるのは言うまでもありません。
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